大工
家族と過ごす時間も、自分の成長も大切にできる。
窪嶋 洋平
2012年 中途入社
社員インタビュー
interview
INTERVIEW
西村 京子
(にしむら きょうこ)
現場監督
2009年 中途入社
47歳(40代)
リフォーム・リノベーションを中心に、住宅や施設の工事現場を監督する仕事を担当しています。
1ヶ月に10件以上の現場を受け持ち、スケジュール管理や予算管理、材料手配、職人さんとの連携、図面の確認、元請けとの打ち合わせなど、多岐にわたる業務を担っています。
DAILY ROUTINE
9:00 -
現場を巡回。職人さんとの打ち合わせや状況確認、作業の進捗をチェック。必要に応じて資材の受け取りや追加発注の指示も行う。
12:00 -
お昼休憩。
13:00 -
午後も午前と同様。
15:00 - 18:00
会社に戻り、資材や材料の手配、見積作成、元請けやお施主様とのやり取りを行う。
18:00 -
職人さんが帰社するタイミングで合流し、当日の報告や翌日の作業内容のすり合わせを行う。
19:00 -
1日のまとめ作業を終え、退勤。帰宅後はリラックスした時間を過ごす。
もともとは異業種で働いており、コンサルの仕事などもしていました。
結婚を機にインテリアコーディネーターを目指して専門学校に通い始めたのですが、そのときに出会ったのが、今の会社の経営に関わる工藤さんでした。
前職の工務店が倒産し、職を探していたときに工藤さんから「一緒に会社をやっていかないか」と声をかけていただき、入社を決意しました。
最初はインテリアコーディネーターとして入社しましたが、現場監督がいない状況だったため、ほぼ未経験で現場監督の仕事を担うことに。
最初は本当に大変でしたが、職人さんに教えてもらいながら、図面を描き、夜は勉強をして、少しずつ現場監督としての力をつけてきました。
仕事のやりがいは、お客様から求められたとき、喜ばれたときに感じます。設計の意図を理解し、それを現場でどう形にしていくかを考えるのは難しいですが、やりがいがあります。
特に印象に残っているのは、あるクリニックモールの現場です。意匠性の高い設計デザインを、ゼネコンが建てた建物の中でどう収めるか悩みました。
信頼していた職人がその現場に入れなかったため、ひとりで考えて施工方法を決め、結果的にきれいに納めることができました。その仕事が評価され、後に新築の案件も任せてもらえたときは本当に嬉しかったです。
現場監督には、コミュニケーション力はもちろん、決断力が必要です。たとえばA案かB案か、すぐに判断を下さないと現場が止まってしまいます。経験者の意見を聞き、情報を集めたうえで、正しい判断ができるよう心がけています。
また、現場の“違和感”に気づける観察力も重要です。清掃が行き届いているか、仕上がりに不自然な点はないか、細かいところに気を配ります。また、お客様に対してはもちろんですが、現場で働く職人に対しても誠実な対応と配慮をすることが、一緒に働く仲間との信頼につながります。
この会社の好きなところは、まず“誤魔化さない”ところです。職人さんに対しても誠実で、支払いなども正しく行う姿勢があります。経営陣の工藤さん自身が元職人なので、職人の気持ちや現場のリアルを理解してくれています。社員や職人の「こうしてほしい」にできる限り応える柔軟性もあります。
◆スキルアップに対するサポート
講習会や展示会への参加などの情報収集やスキルアップに対して、前向きにサポートしてくれます。
建築士の試験に合格した際には、専門学校の学費の支援をしてもらいました。
女性として最初に入社した立場として、これから入ってくる女性にも働きやすい環境をつくっていきたいと思っています。実際、職人さんたちはとても優しく接してくれますし、制度面(育休・介護休暇など)も整っています。
猫と一緒に暮らしていて、週末はキャンピングカーでキャンプに出かけることもあります。キャンプは、空間を整えること、準備を工夫すること。これは、どこかで仕事と通じる部分もあるなと感じています。
以前は仕事に夢中になりすぎて、プライベートとのバランスを崩してしまったこともありました。でも今は、休む時間もしっかりあるので、休日の時間を楽しみ、体力づくりのためにダンスやストレッチも取り入れながら、無理なく続けていけるよう工夫しています。
この会社のいちばんの特徴は、「人のあたたかさ」だと思います。職人さんや社員の間に上下関係の堅苦しさはなく、コミュニケーションはいつも丁寧で、穏やか。誰かが困っていたら自然と声をかけ合うような、安心感のある職場です。
私はこの会社で最初の女性社員でしたが、職人さんたちはみんなフラットに接してくれましたし、わからないことがあれば快く教えてくれる、そんな人ばかりです。上からモノを言わない、けれど必要なことはしっかりと伝え合える関係性ができていると思います。
社内には、40代〜60代のベテランが多く、経験や知識が豊富なメンバーが揃っています。それぞれ個性がありながらも、現場をよくするために力を合わせられるチームです。「誰と働くか」が大切だと思う方にこそ、この雰囲気の良さを感じてほしいです。
現場やお客様、元請けから「西村さんに相談すれば大丈夫」と言ってもらえるような存在になりたいです。技術や知識だけでなく、交渉や調整、心配りができる現場監督を目指しています。
私は建築業界に未経験で飛び込みました。だからこそ伝えたいのは、「できないからといって、諦める必要はない」ということです。
明るくて、前向きで、成長したいと思える人。失敗してもめげずに努力を続けられる人。そんな人と一緒に働けたら嬉しいです。
女性も、年齢に関係なく、ぜひ安心して飛び込んできてください。
私がしっかりフォローします!
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